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日本代表ベスト16のカギはポッド2にあり。難敵揃うアフリカ勢をどう攻略すべきなのか?

text by 河治良幸 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

最も当たりたくないコートジボワール

 南米の厳しさは言わずもがなだが、今回はポッド1にブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアの4カ国が入ったため、残るはエクアドルとチリの2カ国。もちろんポッド4から回って来た欧州の国と当たってしまうケースもあるが、8分の5の確率でアフリカの1つが対戦相手となるわけだ。

 今回のアフリカ勢は粒ぞろい、しかもかなり大粒のチームが勝ち上がってきた。アフリカ最強国と見られるコートジボワールに加え、アフリカネーションズカップ王者のナイジェリア、前回ベスト8のガーナ、好守にタレントを揃えるカメルーンと“ブラックアフリカ4強”が勢ぞろいし、前回大会を経験したアルジェリアは躍進国のブルキナファソをアウェーゴールの差で振り切り、2大会連続の本大会出場を決めた。

 楽に勝利できる国は1つも無いが、最も当たりたくないのがコートジボワールであることは間違いない。前回は大会直前にスイスのシオンでテストマッチを行い、0-2と敗れた。

日本代表ベスト16のカギはポッド2にあり。難敵揃うアフリカ勢をどう攻略すべきかのか?
ドログバは現在トルコのガラタサライに所属。36歳となっても目立った衰えはなく、前回のリベンジに燃えている様子【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 その際、当時の主力だった田中マルクス闘莉王がドログバに“跳び蹴り”を見舞い、骨折の重傷を負わせてしまったが、そのドログバは現在トルコのガラタサライに所属。36歳となっても目立った衰えはなく、前回のリベンジに燃えている様子だ。

 その“王様”にJリーグから欧州に羽ばたいたドゥンビア(CSKAモスクワ)、快足ドリブラーのジェルビーニョ(ローマ)、昨季オランダリーグで得点王に輝きプレミアリーグにステップアップしたボニー(スウォンジー)、身体能力と技巧を兼ね備えるサロモン・カルー(リール)、そして203センチの巨漢ながらスピードもあるラシナ・トラオレ(アンジ・マハチカラ)と世界トップクラスのアタッカーが並ぶ。

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