敗戦となったマンUの最大の問題点は?
4日に行われたプレミアリーグ第14節で、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドはホームでエバートンに0-1で敗れた。香川はトップ下の位置で、3戦連続で先発したが、後半13分に交代した。香川の現地評は以下の通り。
『スカイスポーツ(テレビ局)』=6点(平均点):「輝けず」
『ユーロスポーツ(テレビ局)』=6点(平均点):「マンチェスター・ユナイテッドの最大の問題とは? フェライニの悲惨なプレー、守備の弱点、明らかな体調不良、終盤の失点、香川の適応不足、両サイドMFの問題、ルーニーの技術的な能力不足、それらは全てモイズ監督の問題である」
『マンチェスター・イブニング・ニューズ(地方紙)』=5点(最低点タイ):「香川の序盤のミスが(相手FW)ルカクの決定機を招いた。下げられるまで演出した好機は少なかった」
『インディペンデント(全国一般紙)』
―イアン・ハーバート記者
「マンチェスター・ユナイテッドの創造的プレーは、先週のレバークーゼン戦で使えていたスペースを見つけられずにいる香川に依存している。香川はサイドよりトップ下で危険な武器となる事を示しているが、彼が得意とするスペースはエバートンの守備陣に埋められた」
『ガーディアン(全国一般紙)』
―ダニエル・テイラー記者
「香川は試合中にあてもなく放浪する傾向がある。好機に大きく影響するより、きれいに絡むだけといった具合だ。モイズ監督は好機を逃す選手を大目に見る監督ではない。日本代表はたった57分で終了し、交替時にも反省の色が見られなかった」
前節のトッテナム戦から中2日で連続出場した香川だったが、この日も本調子を見せられず。モイズ監督も古巣に惜敗し、エバートンにオールド・トラフォードでの21年ぶりの勝利を献上した。これでチームは9位に順位を下げ、首位アーセナルとの勝ち点差は12に開いた。次戦のホームでのニューカッスル戦も中2日の強行日程で臨むことになるが、今回5枚目の累積警告を受けたFWルーニーが出場停止となるため、攻撃面で香川への責任も大きくなるはずだ。
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