監督は守備の問題と不運を嘆く【写真:goal.com】
4日に行われたプレミアリーグ第14節の試合で、サウサンプトンはホームにアストン・ヴィラを迎えて2-3の敗戦を喫した。サウサンプトンDF吉田麻也は今季リーグ戦初出場で、90分間を通してプレー。FW李忠成はベンチ入りしなかった。
2度のビハインドを背負いながらも追いついたサウサンプトンだが、最後は突き放される結果となってしまった。15分には速攻からFWガブリエル・アグボンラホーがDFデヤン・ロブレンをかわしてゴールを奪いヴィラが先制。前半を1-0で折り返した。
後半開始直後にはFWジェイ・ロドリゲスのヘッドで同点としたサウサンプトンだが、64分には吉田とロブレンの間に飛び込んだFWリボル・コザクに勝ち越しヘッドを許す。4分後にはFWパブロ・オスバルドのヘッドで2-2となったが、最後は80分、MFファビアン・デルフがドリブルで持ち込んで左足で強烈なミドルを突き刺した。
サウサンプトンのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で守備の甘さと運のなさを嘆いた。
「全体的に、ポゼッションはよくできていたと思う。いつもは守備がかなり固いのだが、後ろでいくつかのミスもあった。相手がラッキーな部分もあったと思う。4度のチャンスで3点を決められてしまった。我々は21回のチャンスをつくったが、全体的にアンラッキーだった」
「ソリッドな守備をすることができず、高い代償を支払わされてしまった。ロングレンジから3点目を奪われるまでは試合をコントロールできているように感じられていた」
堅守を誇っていたサウサンプトンだが、アーセナル戦の2失点、前節チェルシー戦の3失点に続いてまたも3失点。ホーム初黒星、リーグ3連敗で8位に順位を落としている。
「もちろん、この悪い結果の流れを止められるようトライするつもりだ。アーセナル戦とチェルシー戦の結果はどちらも内容にふさわしくないものだったと思うし、今夜は不運だったと思う」
7日の第15節ではマンチェスター・シティをホームに迎え、またも強豪との対戦となるサウサンプトン。悪い流れを断ち切ることができるだろうか。