ファンは残留を求める【写真:goal.com】
ベティス監督の座を退いたペペ・メル氏が、同クラブの退団会見で涙を流した。
本拠地ベニト・ビジャマリンで行われた退団会見。ベティコス(ファンたち)による「首脳陣が辞任を! ペペはベティスモ(ベティス主義)とともに!」とのコールが鳴り響く中、メル氏はミゲル・ギジェン会長、ブラーダ・ストシッチSD(スポーツディレクター)とともに会見場に姿を表した。
選手時代にもベティスに在籍し、2010年夏から3年半もの間チームを率いたメル氏は、涙をこらえ切れなくなる場面もありながら次のように述べた。
「絶対にしたくなかった会見だが、私はプロの監督なんだ。我々は難しい時期を乗り越え、ここまでたどり着いた。しかし今回の壁を打ち破ることは、不可能となってしまった」
「私が解任されるのは、ストシッチが必要と考えたからだ。それが彼の責任であり、確固した考えの下で決断を下したのだろう。その決断が、ベティスにとって最良のものだと確信している。心から幸運を祈っているよ。私がどのチームのファンかを、今さら言う必要はないだろう」
そのまま会見場を去ったメル氏だが、会見場の裏で涙を流している姿も目撃されている。