首位ユヴェントスとの差は6ポイント【写真:goal.com】
2日に行われたセリエA第14節、ラツィオ対ナポリの一戦は、4ー2でアウェーのナポリが勝利した。
公式戦3連敗中のナポリは、首位ユヴェントスに食らいついていくためにも、久々の白星を狙う。対するラツィオは、11月のリーグ戦で1勝も挙げられないまま、強敵をホームに迎えることになった。
前半は互角の展開となるが、先制したのはリーグ戦で2試合ゴールがなかったアウェーのナポリ。24分、敵陣中央付近でインレルのパスを受けたイグアインがファーストタッチでDFを置き去りにすると、シアニに追いかけられながらペナルティーエリア内にドリブルで侵入した。追ってきたシアニに体を入れられかけたイグアインだが、右足を伸ばしてシュートを放ち、ゴール左隅に決める。
しかし、このリードはすぐになくなった。25分、今度はラツィオがゴールを奪う。エルナネスの大きなパスで右サイドに展開したラツィオは、グラウンダーのクロスが中に入る。ニアで混戦になると、最後はベーラミに当たってゴールネットが揺れ、オウンゴールで1ー1になった。
その後もチャンスはあったが、どちらもゴールには至らない。37分には、インシーニェのシュートをラツィオGKマルケッティがファインセーブ。こぼれ球に反応したイグアインが押し込んだが、オフサイドだった。
1ー1で折り返した試合は、後半の序盤に動く。50分、セットプレーから流れたボールをイグアインが左サイドからクロス。ファーサイドでマッジョが折り返すと、これを受けたパンデフが反転シュートを決めた。
再び追いかける立場となったラツィオは、62分にフロッカリ、70分にはケイタを投入した。
しかし、次の得点もナポリ。72分、パンデフの絶妙なスルーパスがラツィオDFを切り裂くと、抜け出したイグアインが右足でGKとの1対1を制して3ー1。貴重な追加点が入った。
ラツィオは87分、ケイタのゴールで再び差を詰めるが、ナポリは前がかりになる相手からアディショナルタイムにカジェホンが追加点を挙げて、4ー2で試合終了。
ナポリは久々の白星で、ユヴェントスとの勝ち点差を6としている。