「クラブの混乱? チームはすべてを遠ざけていた」【写真:goal.com】
ミランは1日、セリエA第14節でカターニアと対戦し、敵地で3-1と勝利を収めた。リーグ戦でも白星を取り戻し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は満足感を表している。
早い時間帯に先制を許したものの、MFリッカルド・モントリーヴォのゴールで同点としたミランは、後半にFWマリオ・バロテッリとMFカカーが加点して勝利。チャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦に続き、リーグ戦でも10月19日のウディネーゼ戦以来、6試合ぶりの白星を手に入れた。
アッレグリ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。
「今日のチームは良いパフォーマンスをした。注意深く、インテンシティーのあるプレーだったね。残念ながら彼らの最初の攻撃で失点したが、そこからうまく反撃し、同点に追いついた。我々は勝利に値したと思う。2-1として直後はボールをコントロールできず、焦りすぎて、プレーを少しやめてしまった。だがそこから再び立ち直り、3点目を決めたんだ」
「良い結果だね。満足しているよ。選手たちのためにも良かった。少しデリケートな時期だったんだ。CLと今日と、大事な2試合だった。そこで2連勝できたんだ。我々は少し疲れていた。だが、CLの影響があったんだ。でも、今日のチームは気に入ったよ」
ミランはアドリアーノ・ガッリアーニCEOの去就をめぐるクラブ上層部の混乱が続いたが、当面は同CEOとバルバラ・ベルルスコーニ女史の二頭体制となることが決まった。だが、アッレグリ監督は、いずれにしてもチームが喧騒を遠ざけて集中を保ったと話している。
「クラブにも平穏が戻った? 我々はその嵐に気づきもしなかったよ。ミラネッロ(練習場)にいたからね。チームはミラネッロで仕事を続けた。すべてを遠ざけてね」
「会長はクラブのためになる重要な決断を下したと思う。全員がミランのために仕事をしていることに疑いはなかった」