アウェーで0-1 アヤックス戦に続いて連敗【写真:goal.com】
1日に行われたリーガエスパニョーラ第15節、アスレチック・ビルバオ対バルセロナの一戦は、ホームのビルバオが1-0で勝利している。バルセロナはリーガ15試合目にして、今季初黒星を喫した。
昨季限りで、リーガ1部最古のスタジアムだったサン・マメス解体に踏み切ったビルバオ。サン・マメス・バリアと命名した新スタジアムに初めてバルセロナを迎えたホームチームは、ファンの大声援を受けて序盤から攻勢に出る。7分、ムニアインが左サイドでマスチェラーノを抜き去りクロスを上げると、これがファーサイドでアドリアーノのクリアミスを誘ってチャンスに。だが、スサエタがうまくトラップできず、シュートには持ち込めなかった。
冷や汗をかかされたバルセロナだが、11分に反撃。イニエスタがボックス内のアレクシスにパスを通すと、そのポストプレーから最後はネイマールがシュート。しかし、ここはGKイライソスの好守に遭った。25分には、左サイドに抜け出したイニエスタがループシュートを試みるが、これもGKイライソスに読まれてキャッチされた。
守護神の好セーブで失点を防いだビルバオは、再び攻撃へ出る。28分、スサエタが右サイドを突破。そして上げたクロスがイニエスタに当たってムニアインの足元へ。しかし、GKピントも集中した対応を見せる。38分にも左サイドに抜けたスサエタのクロスからトケーロがダイビングヘッドで狙ったが、これは枠をとらえなかった。試合はスコアレスのまま後半へ向かう。
バルセロナは49分、セスクのパスに反応したネイマールがGKイライソスと1対1に。しかし、ネイマールがこのチャンスで決めきることができない。57分には、ネイマールが単独で突破してGKと1対1になる直前でイトゥラスペに倒される。バルセロナの選手たちはレッドカードを主張したが、退場処分は下されず。イトゥラスペにはイエローカードが提示された。
調子の上がらないバルセロナに対して、ビルバオが牙を剥く。70分、イニエスタのボールを奪ったA・エレーラからカウンターが始まる。右サイドに飛び出したスサエタに渡ると、低いクロスが中央へ。それをムニアインが合わせて先制点をもぎ取った。さらに73分、ムニアインのクロスにトケーロがヘディングを叩く。GKピントの好セーブがなければ、2点差としてもおかしくなかった。
バルセロナは終盤、シャビとイニエスタを下げてS・ロベルトとペドロを投入。しかし、戦況を変えるには至らず。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のアヤックス戦に続き、公式戦2連敗となった。
この結果、バルセロナは首位を維持しているものの、2位アトレティコ・マドリーと勝ち点40で並んでいる。両者と3位レアル・マドリーとの勝ち点は3差となり、バルセロナを撃破したビルバオは勝ち点29で4位に浮上している。