ウディネーゼに1ー0の劇的勝利【写真:goal.com】
1日に行われたセリエA第14節、ユヴェントス対ウディネーゼの一戦は、1ー0でホームのユヴェントスが勝利した。
同日のデイゲームでローマが引き分け、2位以下との差を広げるチャンスとなったユヴェントスは、立ち上がりから好機をつくる。
8分にはペナルティーエリア内でマルキージオがていねいに落とすと、テベスがシュート。良い形をつくったが、相手GKの好守に阻まれた。
しかし、14分にトラブルが起きる。相手との接触でひざを痛めたピルロがピッチを出た。主軸の負傷で、ポグバが入る。
それでも攻めたのはユヴェントスだったが、決定打がない。ラストパスやその1つ前で崩すことができずに均衡は破れなかった。
対するウディネーゼは、29分に前半最大のチャンスを迎える。ボヌッチのバックパスをかっさらったディ・ナターレがペナルティーエリア右に侵入した。ウディネーゼのエースは、この場面でループシュートを選択したが、ユヴェントスの守護神の裏をかくことはできず、ゴールにはならない。前半は0ー0で終わった。
後半も同じような展開でスタートするが、52分にウディネーゼがチャンスをつくる。右サイドからブルーノ・フェルナンデスが中へ上げると、GKブッフォンが横っ飛びで弾く。こぼれたボールをすかさずディ・ナターレが狙うが、それでもブッフォンに弾かれた。
攻撃が中央に偏っていたユヴェントスは58分、パドインを下げてリヒトシュタイナーを投入。76分にはデ・チェッリエが下がって、クアリアレッラが入る。
終盤はユヴェントスが押し込み続けたが、ウディネーゼはアランがゴールライン上でクリアするなど、粘りの守備で勝ち点1を目指した。
それでも、ゴール裏スタンドが閉鎖されて招待された多くの子供たちの前で勝ち点3を欲しいユヴェントスは諦めなかった。
アディショナルタイムに突入した直後、リヒトシュタイナーが蹴ったボールにジョレンテが頭で合わせてゴール。スペイン人アタッカーの3試合連続ゴールで、ユヴェントスがリーグ戦6連勝。苦しみながらも首位を維持した。