ホームで3-1と逆転勝利 吉田と李は出場せず【写真:goal.com】
1日に行われたプレミアリーグ第13節、チェルシー対サウサンプトンの一戦は、3-1でホームのチェルシーが勝利を収めた。サウサンプトンDF吉田麻也はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。FW李忠成はベンチ入りしていない。
3位チェルシーと5位サウサンプトンの一戦。ミッドウィークのチャンピオンズリーグでバーゼルに敗れたチェルシーだが、同日の試合でリヴァプールが敗れたため、勝って2位浮上としたいところ。エトーが離脱した前線には、復帰したフェルナンド・トーレスが入った。
先手を取ったのはサウサンプトン。わずか13秒で均衡を破る。エッシェンのバックパスが中途半端になったところをロドリゲスが突き、GKチェフと1対1になると、冷静にシュートを沈め、電光石火の先制点とした。
思わぬビハインドを背負ったチェルシーは、同点を目指して反撃。20分にオスカルのミドルシュートがGKボルツを襲うと、28分にはエッシェンのヘッド。だがこれはクロスバーを越えた。
チェルシーは40分にもF・トーレスのクロスにオスカルが頭で合わせるが、これもボルツに阻まれる。負傷した様子のオスカルは、この2分後にランパードと交代した。
44分にもホームチームにビッグチャンス。左サイドでうまく抜け出したアザールが、ペナルティーエリア内のマタに落とすと、このクロスにF・トーレスが反応。やや厳しい態勢ながらうまく頭でとらえる。だが、またもボルツのワンハンドでのファインセーブに阻まれた。
ボルツの好守もあって、スコアレスで前半を終えたモウリーニョ監督は、後半の開始からエッシェンに代えてバを投入。攻撃への比重を強める。
すると、チェルシーは54分に試合を振り出しに戻した。マタのFKはボルツに阻まれたが、これで得たCKから得点を挙げる。イバノビッチが頭で合わせたボールを、バが押し込もうとすると、ボールはポストを叩いたが、こぼれ球をケイヒルが頭で押し込んだ。
スコアをタイにしたチェルシーに、さらに追い風が吹く。ファインセーブを見せていたボルツが、ケガでガサニガとの交代を余儀なくされた。すると62分、チェルシーは逆転に成功する。CKの跳ね返りをランパードが左に展開すると、マタのクロスにテリーが頭で合わせ、2-1とした。
ランバートを投入したサウサンプトンの反撃をしのいだチェルシーは、終盤の90分に3点目。ラミレスが粘り強くボールをキープしてから、左サイドからクロスを入れると、これにバが合わせた。
2連勝のチェルシーは、勝ち点を27とし、リヴァプールを抜いて2位に浮上。敗れたサウサンプトンは、前節アーセナル戦に続く2連敗で、7位に転落している。