フィオレンティーナ、ELでの連勝はストップ【写真:goal.com】
28日に行われたヨーロッパリーグ・グループE第5節の試合で、フィオレンティーナはアウェーでポルトガルのパソス・フェレイラと対戦して0-0で引き分けた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が試合後に、チームの戦いぶりや選手の状態についてコメントしている。
4戦4勝ですでに決勝トーナメント進出を決めていたフィオレンティーナだが、このドローで連勝はストップ。2位ドニプロが勝利を収めたため、フィオレンティーナが首位通過を確定させることはできなかった。
いずれにしても、最終節のホームでのドニプロ戦で引き分け以上なら首位通過となるため、フィオレンティーナの状況はさほど変わっていない。モンテッラ監督は結果を冷静に受け止めた。
「今夜はプレーするのが難しかった。相手はコンディションが良く、コンパクトにプレーしていた。ピッチ状態も最高ではなかったので、パスをつなぐのが難しい部分もあった。パソスは主にカウンターを狙おうとしていた」
「後半には両チームとも間延びし、もう少しスペースが生まれていた。勝てなかったのは残念だが、勝ったとしてもグループ首位を確定させることはできなかった。それでも、95分までトライし続けたのは良いことだ」
一旦は復帰の準備が整ったと見られながらも、まだ炎症が治まらず復帰時期が不透明となったFWマリオ・ゴメスについては、次のように述べた。
「我々は状況を把握している。イタリアでは何でも大げさにしようとするが、彼の負傷について何も問題があったことはない。できるだけ早い復帰を目指すことになるだろう。体格を考えると、復帰以降ももう少し時間は必要かもしれない」
今季パレルモから加入し、この試合で初めて先発に起用したMFヨシプ・イリチッチについても、モンテッラ監督は忍耐を求めている。
「イリチッチはプレーする必要がある。まだ今は我々が知っていたような選手ではない。彼にとって幸運なスタートではなかった。2度負傷してしまったし、チームに慣れることも必要だったからだ」