敗北という結果からポジティブなことを話されることは当然ない
およそ週に1度のペースで責任者の方とは打ち合わせを行うが、当然ながらチームの結果はそこにも影響を及ぼす。責任者の方は当然サッカー経験者でもないし、玄人というわけでもない。
しかし試合の結果、観戦しての印象というものは誰もが持っており、意見、考えを持つ権利は当然誰にでもある。
敗北という結果からポジティブなことを話されることは当然ないし、自分としても言い訳はしたくない。負けた時には唇を噛みしめながらその感想、印象を聞くしかないということも経験することとなった。
しかしながらその悔しさ、また期待に応えたいという気持ちが更なるエネルギーとなり、結果を真摯に受け止め、深く考えるきっかけになるのも事実だった。
営業をしていく中で実務的な部分ではチームのセールスシートの作成も行うこととなった。自分達の立ち位置と、その相場を検証することは非常に難しいことだった。幸いにも今までお世話になったクラブ関係者や、インターンシップの時にお世話になったサッカー関係者の方々がおり、ありがたいことに連絡をするとみんな親身になって相談に乗って頂けた。
サッカー界の仕組みがどうなっていて、スポーツビジネスがどうやって成り立っているか、またその価格などを知る良い機会となった。
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