「(南アのときは)ムリしていた」
「2ケタ得点? ぜひ行きたいですね。このポジション(1トップ)はうまくいかない時も点取るっていう気持ちでいれば、メンタル的にもあんまり狂わずに行けると思うし。
クラブにいても代表にいても、自分のリズムを大事にすることが大事ですね。代表の選手たちは足元うまかったり、テクニックあったりするけど、自分のよさはそこじゃない。違う色を出すようにいつも心掛けますけど、それはクラブにいても同じ。そう考えていれば、ミスした時でももう1回走れる。今はいい状態でサッカーできていると思います」
ドイツ4年目となるこのシーズンが終わった後には、岡崎にとって2度目となるW杯・ブラジル大会が待っている。前回の2010年南アフリカW杯では、大会直前に1トップから外され、スーパーサブに甘んじた苦い経験があるだけに、2度目の世界舞台への思いは強いはずだ。
「前回はやっぱりムリしていたし、気持ちを強く持たなきゃみたいな感じてやっていた。自分のやりたいことと、チームが求めている1トップが合っていなかったし、1トップの自分もいい時はいいけど、中央でボールを当てられた時のイメージがあんまりなかった。
後追いでサッカーやっていたのが多すぎて、全然楽しめてなかったですね。外されたことも冷静に受け止めていた。その中でも絶対にやれることはあると思ったし、デンマーク戦でゴールも取りました。でもあの時に海外でやらなきゃいけないって思ったんです」
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