ウィルシャーが2ゴール記録、宮市はベンチ外【写真:goal.com】
26日のチャンピオンズリーグ・グループF第5節、アーセナル対マルセイユは2-0でホームのアーセナルの勝利に終わった。なお、アーセナルに所属する日本代表FW宮市亮は、ベンチ外となっている。
アーセナルは、キックオフからわずか26秒後に先制点を記録した。右サイドのサニャのスルーパスから、ウィルシャーがボックス内右に侵入。切り返して相手DFのマークをずらすと、緩やかな曲線を描くシュートでネットを揺らした。
アーセナルはさらに6分、ウィルシャーの折り返しをボックス内フリーで受けたラムジーがシュート。だがこれは、GKマンダンダの好守に阻まれた。
次第にペースを落としていくアーセナルだが、要所を締めてマルセイユの決定機を許さず。そして37分、左サイドのラムジーが、ボールを浮かしてボックス内への侵入を試み、ヌクルに倒されてPKを獲得。だがキッカーのエジルが枠内左を狙ったシュートは、マンダンダの横っ飛びに弾かれた。前半は1-0で終了する。
後半、アーセナルは細かくボールをつなぎながら追加点のチャンスをうかがう。55分にはウィルシャーのスルーパスからエジルがボックス内に入り込むも、シュートはまたもマンダンダのセーブに遭った。
マンダンダの牙城を崩し切れないアーセナルだったが、65分に鮮やかな連係プレーを見せ、再度それを破ることに成功する。ラムジーのスルーパスからエジルがボックス内右に侵入。アウトサイドのパスで中央に折り返すと、そこに詰めたウィルシャーがこの試合2点目を決めた。
その後、マルセイユの攻勢に遭ったアーセナル。76分にはトーバンの決定機を許したが、モンレアルのクリアによって何とか失点を回避する。ヴェンゲル監督はウィルシャー、ロシツキ、エジルとの交代でウォルコット、カソルラ、アルテタを立て続けに投入し、中盤でボールを落ち着かせようと試みた。
アーセナルのパスサッカーは終盤にさらなる鋭さを見せたが、カソルラ、ウォルコットは迎えた決定機を決め切れず。追加点こそならなかったものの、リードを守り切って勝ち点3を獲得している。
同グループの首位に立つアーセナルは、勝ち点を12として決勝トーナメント進出に前進。2位ボルシア・ドルトムント、3位ナポリが勝ち点9でこれを追っている。