Jリーグ幹部らの名刺に現在、人気サッカー漫画の主人公「大空翼」があしらわれているのをご存知だろうか。
今年5月、Jリーグが「大空翼」をアジアアンバサダーに任命。アイコン化することでアジア各国と商談する際のとっかかりとして活躍してもらおうという狙いがあった。
Jリーグ関係者によれば、名刺交換をしたときの反応がとてもよいのだという。
現在、アジア市場の開拓に力を注ぐJリーグだが、その架け橋作りのサポート役となっている我らが大空翼というわけだ。
かつて漫画の作中で「大空翼」がFCバルセロナに加入したとき、実際に、バルセロナの会長から漫画作者の高橋陽一先生がクラブの公式セレモニーに招待され、一方、ライバルのレアル・マドリーの会長が不平不満を漏らしたという逸話を残す「大空翼」だが、さすがにアジアでの知名度も群を抜いていた。
これまで世界の壁に対して風穴を開けてきたのは日本の中盤の選手たちだったが、我らが翼くんのポジションも小学生時代はセンターファワードから中学生以降は一列下げてミッドフィルダーで才能を開花させている。
これは作者である高橋先生が、日本サッカーや日本人選手の特徴を正確に捉えて漫画に反映させたからにほかならないだろう。
我らがヒーロー大空翼。今後のアジアでの活躍にも期待したい。
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