やはり代表戦が影響か
ご存知の通り、長友は日本代表のオランダ戦(16日)で左ふくらはぎを痛め、続くベルギー戦(19日)の出場を回避している。脚に不安を抱えてクラブに帰還したわけだが、アルバロ・ペレイラはウルグアイ代表からの帰還に時間が掛かったし、何よりマッツァーリ監督は連係を重視しターンオーバーを好むタイプではない。長友の調子がいいのなら先発はそのまま彼で、という流れだったのだろう。
しかし、過密日程のやりくりには問題もはらむ。試合後マッツァーリ監督は「直接彼と話はしていない。痛めた部所は分からないが、彼が代表で痛めたところと同じかも知れない。パラシオにも言えることだが、代表からの合流が短かったことが(調整に)響いた可能性もある」とコメントしていた。
立場が不動となっている今の状況は幸せなことで、指揮官自身も「折角(長友の)調子が良かったのに残念だ」と話していた。さいわい今後は3月まで代表戦はなく、インテルはCLやELに参戦することもない。同様の問題に苛まれるリスクは今後少ないだろうが、今回の負傷がどの程度尾を引くのかは気になるところだ。
クラブ関係者は「左ふくらはぎの硬化」と話しており、故障は軽微との見方が広がっている。もっとも25日朝(イタリア現地時間)の時点で、医療スタッフからの所見は出されていない。幸運を祈りたい。
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