ニュルンベルクは第13節も勝ちなし【写真:goal.com】
23日に行われたブンデスリーガ第13節、ニュルンベルクはアウェーでのヴォルフスブルク戦を1-1のドローで終えた。MF長谷部誠はフル出場を果たし、同じく先発したMF清武弘嗣は64分までプレーしている。
ヘルトヤン・フェルベーク監督の就任でプレー内容の改善を見せつつも、勝利がいまだ遠いニュルンベルク。同チームを2012年末まで、約3年間指揮したディーター・ヘキング監督率いるヴォルフスブルクとの一戦では、やや劣勢な展開を強いられた。
ニュルンベルクは39分、若手MFマキシミリアン・アーノルドの回転がかかったシュートで、ヴォルフスブルクの先制を許す。FWイビツァ・オリッチ、MFイヴァン・ペリシッチの決定力不足にも助けられていたニュルンベルクは、結局途中出場したFWダニエル・ギンチェクの個人技でドローに持ち込んだ。
42分にポスト直撃のミドルを放った長谷部のメディアでの評価は、『ビルト』の3が最高だった。同紙では、チーム平均点3.6を上回っている。また、チーム平均点が3.8の『キッカー』では、長谷部のプレーは3.5と及第点に近かった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
より厳しかったのは地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』の評価で、長谷部の採点は4とチームの平均以下。同紙は、次のような寸評を掲載している。
「何度かポテンシャルを覗かせたが、簡易なボールロストやパスミスが多すぎる。だがフライブルク戦と同様、ポストに当てたシュートは不運だった」
一方、序盤にはFWヨシプ・ドルミッチにスルーパスを通すなど良い出だしを見せた清武だが、それ以降はほとんど見せ場をつくれず、途中交代となった。『ビルト』では最低タイの5、『キッカー』でも最低タイの4.5と低めの採点が並んでいる。
『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』も、最低タイの5を付けている。寸評は「今回は創造的なリーダーと言うより、『ブレーキシュー』。ほとんど競り合いに勝てず、輝きはなかった。交代に値した」と辛口だった。
今季いまだ勝利なしのニュルンベルクは17位に位置。次節は敵地でレヴァークーゼンと戦う。