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戦力差“200億円”でも納得のドロー。要因はマンUのあまりに低調なパフォーマンス

日本代表戦で負った負傷により、カーディフ戦を欠場した香川真司。試合は2-1で迎えた終盤に、カーディフのキム・ボギョンに同点ゴールを決められ、マンUは引き分けに終わった。

text by 内藤秀明 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Asuka Kudo / Football Channel

ヒーローになったのは、元セレッソは元セレッソでも…

 61億円と267億円。これはカーディフとマンチェスター・ユナイテッドの先発選手を移籍市場における価値に換算し、合計した金額だ。
(Transfer marketより引用)

 プレミアリーグ第12節カーディフ対マンチェスター・ユナイテッドは、ホームのカーディフが約200億円のビハインドをはね返し、2-2のドローに持ち込んだ。

 カーディフは、ジャイアントキリングとまではいかなかった。とはいえ、強豪相手に勝ち点1をもぎ取り、一泡吹かせることには成功した。この金額差を考慮すれば、十分に快挙と言える。

 一方、ユナイテッドの選手達にとっては、試合終了間際のロスタイムに失点を喫し、勝利を目前で逃したのもあり、悔しい引き分けだったに違いない。また、この試合を観戦していた日本のサッカーファンにとっても悔しい試合だったかもしれない。

 何故なら、日本代表MF香川真司はベンチ外で出場はなく、途中からでてきた元セレッソ大阪の韓国代表MFキム・ボギョンが試合終了間際の同点弾を決めて一躍ヒーローになったからだ。少なくとも私は、隣国の代表選手が歓喜の渦に包まれている光景は、同じアジア人であることを誇らしいと思うのと同時に、悔しい気持ちにもさせられた。

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