開始13秒弾やアグエロ2発などで6-0と粉砕【写真:goal.com】
24日に行われたプレミアリーグ第12節、マンチェスター・シティ対トッテナムの一戦は、6-0でホームのシティが圧勝した。
シティは前節サンダーランド戦に続いてゴールマウスにパンティリモンを起用。トッテナムも守護神ロリスが先発に復帰した。シティが5人、スパーズが6人と、両チームとも前節から大幅にメンバーを変更してキックオフを迎える。
ホーム5連勝のシティは、この日も出だしから主導権を握る。開始13秒で均衡を破った。ロリスのバックパスの処理が中途半端になったところをアグエロがカット。ペナルティーアークからシュートを放つと、これはロリスにセーブされたが、こぼれ球にヘスス・ナバスが反応。厳しい角度ながら、ダイレクトでシュートすると、ボールはロリスの頭上を越えて、逆サイドのネットに収まった。
いきなりビハインドを背負ったトッテナムだが、5分には同点のチャンス。ウォーカーの右クロスが、パンティリモンの手をかすめてファーに流れると、ラメラがこれを押し込もうとする。だが、デミチェリスの足に阻まれ、追いつくことができなかった。
すると、シティはさらに攻勢を強め、7分にはネグレドとのワンツーでアグエロがペナルティーエリア内へ。ループシュートが決まるかと思われたが、ここはロリスに阻まれた。12分にもカウンターからナスリにチャンスが訪れたが、サンドロのPK覚悟のタックルでシュートに持ち込めない。
だが、シティは34分、またもロリスのバックパスの処理から追加点を奪った。ロリスのパスを中盤でフェルナンジーニョがカットし、頭で左のスペースに送ると、これを拾ったナスリのクロスからアグエロがシュート。ロリスに弾かれてこぼれたボールを、今度はネグレドがボレーすると、カブールがブロックしたが、サンドロに当たってボールはゴールに転がり込んだ。
2点差としたシティの勢いは止まらず、41分には3点目。サバレタとのパス交換でJ・ナバスがあっさりと右サイドを破ると、グラウンダーのクロスに中央でアグエロが合わせ、3-0として前半を終えた。
後半開始からホルトビーに代え、アデバヨールを今季初出場させたトッテナムに対し、シティは攻撃の手を緩めず。50分には、ヤヤ・トゥーレが中盤からワンツーで一気に前線に飛び出し、右に流したところをアグエロ。あっさりと4点目を奪い、勝負を決める。
2分後にもナスリのシュートがクロスバーを叩いたシティは、55分に5点目。中盤からフェルナンジーニョが縦パスを入れると、受けたネグレドは巧みなタッチとターンでドーソンをかわし、シュートを叩き込んだ。
その後もY・トゥーレやフェルナンジーニョがチャンスを迎えるなど、さらに追加点への意欲を見せたシティは、守ってもシグルズソンとデンベレを投入したトッテナムにゴールを許さず。80分のアデバヨールのチャンスもパンティリモンが阻む。
アディショナルタイムには、J・ナバスのこの日2点目も決まり、6-0と圧勝。ホーム6連勝を飾り、暫定でサウサンプトンと同勝ち点の4位に浮上。ここまでの11試合での合計と同じ6失点を喫し、大敗したトッテナムは2連敗。9位に転落している。