チェルシーがちょうど1年前に成績不振で電撃解任したロベルト・ディマッテオ氏が、同クラブからいまだに週給13万ポンド(約2080万円)の給与を受け取っている事が明らかとなった。12日付のメール紙が報じた。
当時暫定監督だったディマッテオ氏は2011-12年シーズンにチェルシーをチャンピオンズリーグ初優勝へと導いたことで、正式に監督として2年契約を結んだが、半年後に成績不振を理由に突如解任された。
解任の際、ディマッテオ氏はクラブが提示した一括での違約金に合意せず。契約上、解任後も新たにクラブを指揮しない限り、2014年6月までチェルシーから給与を受け取る権利があるとされ、これまでにチェルシーから約700万ポンド(約11億2000万円)を受領しているという。
過去1年間、プレミアリーグのクラブが監督を解任する度に後任候補としてディマッテオ氏が浮上しており、現在も成績不振のフラムが後任としてリストアップしているとの報道もある。だが、無理に監督業に復帰するよりも、何もせずに甘い蜜を吸っていたいというのが本音なのだろう。
一方、チェルシーのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏は03年の買収以来、解任した監督への違約金に約3700万ポンド(約59億2000万円)を費やしているという。
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