上位4ヶ国のオッズが抜きんでている
ついでに最後までのオッズを見てみよう。
さて、読者の皆さんはこのオッズを見て、日本の18番人気151倍という評価をどう思っただろうか。
先ほどもいった通り、現段階のオッズは利益を左右するブックメーカー独自のもので、すなわち彼らの評価がそのまま倍率につながっている。
そう考えるとこの日本のオッズは上々ではないか。
オッズから各国をグループ分けすると、今回のW杯は1番人気4.33倍のブラジルから2番人気6倍スペイン、ドイツ、アルゼンチンの4強が抜けている形になっている。
ブラジルが本命なのは、データ的に優位だからだろう。ホスト国優勝はこれまで19開催で6回。約3回に1回の確率。これまでメキシコ2回、アメリカ1回を含め、アメリカ大陸で7回開催されているが、全て南米国の優勝。その内訳はブラジル3、ウルグアイ2、アルゼンチン2となり、データーはブラジルを強力に後押ししている。
それに当然、ホスト国だけに、全てがホーム戦、サッカー王国の熱狂的なサポーターが味方につく。ブラジル対アルゼンチンなんて決勝になったらどうなるのだろう? 考えただけで身の毛がよだつ。
このブラジルに加え、2番人気に並んだスペイン、ドイツ、アルゼンチンの4か国がダントツのベスト4候補。現在のところ、ウイリアム・ヒルズの読みはそうなる。
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