W杯優勝オッズは、ブラジルが1位、日本は18位
というわけで、全出場国が決まったところで、英大手ブックメーカー『ウイリアム・ヒルズ』のW杯優勝オッズをチェックしてみた。
まずこれは言っておくが、最初に提示される英ブックメーカーのオッズは実際の売り上げから計算された人気倍率ではなく、各ブックメーカーの独断で決められるものだ。まさにオッズが商品なのである。
もちろん、倍率は今後、まずグループ戦の抽選結果が大きく影響し、その後の売り上げによってかなり上下するはずだが、当初のオッズはブックメーカー独自のもの。オッズの扱いを間違えれば大損害にもつながるわけだから、その決定の過程は非常に慎重かつシビアで、豊富なデーターを駆使したものだ。
本命は、やはりブックメーカーが優勝のチャンスが一番あると判断した国だろう。それではその順位と倍率を見てみよう。
日本は18番人気の150/1。英国でこのオッズの読み方は、スラッシュ部分をtoとして、「One hundred fifty to one」となる。1の投資に対し、150が戻ってくるということだ。倍率は、スラッシュの左右の数字を足して、右の数字で割ると出る。日本の場合、(150+1)÷1で151倍。ブラジルの場合は3の投資に10が返ってくる。3が13になるわけで、倍率は4.33倍。2番人気のスペイン、ドイツ、アルゼンチンは5対1だから、6倍だ。
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