ロナウドの気迫でW杯出場を掴んだポルトガル
先週から今週にかけて、W杯出場を賭けたプレーオフが世界各地で行われ、2014年ブラジル大会出場国32か国が決定した。
ウクライナ相手にアウェイの第1レグを2-0で敗れ、ホームの第2レグで3-0勝利を収めて、大逆転出場を決めたフランスもすごかったが、やっぱり今回のプレーオフで一番壮絶な展開だったのはポルトガルvsスウェーデンではないか。
第1レグ1-0、第2レグ3-2というスコアだけ見ると、ポルトガルの2戦アグリゲート4-2は楽勝といっていい。しかし第2戦でハットトリックを決めたロナウドの2点目、3点目は2-1とスウェーデンにリードされてからのものだった。
しかも3点とも、ロングボールに飛びつき、そこからひとり個人技で奪ったゴール。W杯に出たい、出るぞというロナウドの気迫がにじみ出る3連発だった。
このプレーオフはロナウドvsイブラヒモビッチというスーパースター対決という側面もあった。それは2試合で両軍が記録した6ゴール全てをこのふたりが叩き出したことでも明らかだったが、軍配は完全にロナウドに上がった。
最後の出場国となったのはウルグアイ。2011年コパアメリカを制した現南米チャンピオンだが、今回のW杯予選は苦戦。しかしヨルダン相手の大陸間プレーオフ第1レグを5-0と大勝。事実上ここで出場は確定したが、0-0で終わった第2レグの終了時間が一番遅かったため32番目の出場国となった。
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