クラブ側の判断ミスである可能性も
メッシが彼とプライベートで休暇を一緒に過ごしたことも一度や二度ではない。ところが、最近、代表への帯同がなくなり、二人の距離が変わった。それについて、メッシは「彼がクラブ内で昇格して、責任が増えた」ことが原因だと説明している。
その一方でメッシはアルゼンチンから、キネシオロジストのルイス・ガルシアを呼んでいる。年末の2週間はアルゼンチンでリハビリを続けることが決まっており、そこでの担当はこのルイス・ガルシアになる。
キネシオロジストというのは、もともと、人体の動きを研究する学問から派生しており、医学部を出たスペシャリストが手にできる資格だ。従来のフィシオセラピーに比べ、心身のバランス、心と身体の関係に重要度が置かれる点が特徴だ。
もとい、ブラウとメッシとの関係が変わったのは、クラブサイドの決断が関与している問題であり、まだ結果を語るには時期尚早だが、状況が改善しない場合、クラブ側の判断ミスの可能性もあるだろう。
代表ではバルサのように結果を出さないと常に批判的なアルゼンチンメディアも、いざ、メッシが負傷すれば、まるで世の中の希望が無くなったかのような騒ぎだ。
一方のバルサでは、そのプレースタイルに監督批判が続いているが、批判の50%はメッシが本調子を戻していないことに関与しているのではないかと思う。現在のプレースタイルに本調子のメッシが戻れば、問題の半分は解決するだろう。
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