年内復帰は難しい状況
レオ・メッシが負傷してから、怒涛の1週間が過ぎた。当初、アルゼンチン代表に招集されていたが、当然、遠征は叶わず、バルセロナに残ってリハビリを行っている。診断結果は、左脚太腿二頭筋の筋肉断裂、完治まで2週間から3週間かかるとの公表だ。
つまり、年内復帰は難しいということ。今季、開幕してからメッシが負傷したのは、3度目とあり、あらゆる憶測が飛び交い、議論が叩き交わされている。
地元アルゼンチンでは、来年のワールドカップを見据えてその不安は更に大きく、地元スポーツ紙は「メッシの恐怖年」とタイトルを打ち、メッシの負傷が毎日、国内のトレンディトピックスとしてあがっている。
中でも話題は、メッシの怪我の理由探しに集中している。まず、監督が変わったからだというもの。前任のジョセップ・グアルディオラーティト・ビラノバが、偏食がいかに選手の体に影響を与えるかについて選手に教えたことは、良く知られている。
それまで、選手は練習が終わってから各自、レストランや家で昼食をとっていたのだが、できる限り練習場で昼食をとるように習慣を変え、また朝食をとりたい選手には朝食までも用意し、一日のうちの半分の食事はコントロールできるようにシステムを変えた。
新監督マルティノになって、そういった厳しい管理がなくなり、メッシが体を労わらなくなったとする説が一つ。
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