相手のカウンターを絶賛【写真:goal.com】
バイエルン・ミュンヘンは23日に行われるブンデスリーガ第13節で、敵地シグナル・イドゥナ・パークに乗り込み、ボルシア・ドルトムントと戦う。バイエルンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、両者に相次ぐ負傷者を嘆くも、国内最大のライバルとの大一番を心待ちにしているようだ。
負傷で複数の選手を欠いて試合に臨むことになったグアルディオラ監督は、会見で次のように語った。
「負傷は問題だね。バスティアン(・シュバインシュタイガー)、フランク(・リベリ)、ホルガー(・バドシュトゥバー)ら、出場できない選手にとっては残念だ。でも、言い訳は好ましくない。我々は今季、多くの負傷者を出しているが、それは言い訳にならない」
「常に好調の相手と試合をしたい。負傷者がいても、ドルトムントには素晴らしいクオリティーを持つ選手たちがピッチに立つと信じているよ。(ネヴェン・)スボティッチ、(マッツ・)フンメルスらと対戦したかったので残念だが、このようなことも起きる」
それでも、ペップはこの一戦を楽しみにしている様子だ。敵将の手腕を高く評価しながら、相手の特徴にも触れている。
「ドルトムントはこの6、7年間、素晴らしい監督が率いている。このビッグマッチは楽しみだよ。彼らは我々を恐れていないし、攻守の切り替えでは世界一のチームだ。勇気のないプレーでドルトムントに勝つのは不可能だ。勇気なしではドルトムントに勝ち点3を譲ることになる」
ドルトムント戦を「ドイツのクラシコ」と称した指揮官は、バルセロナ時代に経験した数々のレアル・マドリー戦を引き合いに、ドルトムントのプレースタイルを語った。
「マドリーとは何度か対戦したが、彼らはクリスティアーノ・ロナウド、アンヘル・ディ・マリア、メスト・エジルの3人でカウンターを仕掛けてきた。でもドルトムントは6人でカウンターに向かい、それを幾度も繰り返す」
一方、元ドルトムントMFマリオ・ゲッツェがファンから手荒い扱いを受けることについては、それほど心配していないようだ。
「マリオとはよく話すよ。彼はまだ若いが、とても賢い。ドルトムントのレストランや映画館について話したし、以前のチームメートやファンについても話した。彼は落ち着いた性格をしているね。いつかドルトムントに戻らなければいけない。早い方が良い」