「まだまだ遠慮している部分もあるので、もっと自分を出していかないと」
「オランダ・ベルギーとの2試合は、個人としても滅多にできる経験ではないので、ピッチに立てたことはよかった。自分としても毎回毎回、少しずつチームになじんでいるのかなという気持ちはあります。
ただ、まだまだ遠慮している部分もあるので、もっと自分を出していかないと。ここで得たことを踏まえてチームに戻り、チームでやれることをしっかりやるしかないですね」と山口はプラス要素よりも課題の方にフォーカスすることを忘れなかった。
このように自分自身が納得できる方向へと貪欲に突き進んでいく姿勢があるから、ロンドン五輪代表入りをきっかけに急激に飛躍できたのだろう。そのメンタリティを忘れず、成長を続けていけば、2014年ブラジルワールドカップ本大会で重要な戦力の1人になれるだろう。
鉄板ボランチの後継者問題に光明が差したのは、ザックジャパンにとっても大きな収穫だった。
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