長谷部と遠藤、プレースタイルの違い
「ヨーロッパ組がいる中でのスタメンは初めてだったんで、最初は緊張がありましたけど、徐々に慣れてきた。90分出られたのは次につながると思います。
前半はハセさん(長谷部)が結構前に行くんで、自分はバランスを取った方がいいかなと思って後ろにいることが多かったですね。でも後半はわりと前に行けました。ヤットさんも上がってはいきますけど、そんなにガンガン行く感じじゃないし、真ん中でゲームを作る役割が多いんで、自分が前に出て行こうと思いながらやりました。
そうやって自分の特徴を出せたのはよかったけど、前半から出せたらもっと攻撃にも厚みが加わる。やっぱりボランチが上がっていくとチャンスになることも多いんで、より出していけたらいいと思います」と彼は今後への大きな一歩を踏み出した。
しかしながら、反省点もあった。特に前半、マークについていたファン・デル・ファールトを比較的自由にさせてしまい、得点につながるプレーを2つも出されたことは、彼の中でも反省すべき部分だという。
「前半は相手が中途半端なところにいて、そこで捕まえ切れなかった。後ろとのかみ合わせもあって、チームとして前にプレスをかけにいくことがそんなにできなかった。後半になってプレスがはまったと思うけど、そこは課題ですね」と山口は次への修正点を明確にしていた。
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