ローマでの監督も希望【写真:goal.com】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、将来的にミランに復帰することにも関心があることを認めている。現役時代にプレーしたローマでの監督にも関心を見せつつ、その他の様々な話題についても語った。
今季からマドリーを率いるアンチェロッティ監督は、2001年から8年間にわたってミランを率い、チャンピオンズリーグ優勝2回、スクデット1回などのタイトルを獲得した。イタリア『スカイ・スポーツ』に対し、同監督は将来の見通しについて次のように話している。
「ミランに戻るのもいいだろうね。素晴らしい思い出が残っているチームだ。戻ることができればうれしいよ。できればローマも率いてみたい。ローマで監督をやったことがないのは残念だ」
「代表監督? 今は考えていない。毎日練習を指揮するのが好みだからね。そういう熱意があるうちはクラブの監督を続けたい。それからはテレビで解説者でもやるかもしれない」
ミランの将来的な監督候補としては、同チームでかつてプレーしたフィリッポ・インザーギ氏やアンドリー・シェフチェンコ氏、ボタフォゴMFクラレンス・セードルフらの名前も挙がっている。
「監督としてのキャリアを進んでいく上で、中盤でプレーしていた選手にはアドバンテージがある。そういう意味でセードルフが有利だと言えるかもしれないが、ほかの2人にも十分な経験がある。彼らとは何度も戦術の話をしてきた」
レアル・マドリーMFシャビ・アロンソとユヴェントスMFアンドレア・ピルロの交換という噂は改めて否定しつつ、パリ・サンジェルマンで指導したMFマルコ・ヴェッラッティを2人の後継者に挙げた。
「ピルロとシャビ・アロンソは2人ともプロフェッショナルだ。最終的には一人はユーヴェに、もう一人はマドリーに残るだろう。ヴェッラッティは2人と同じ道を歩もうとしている」
練習試合で守備的MFに起用されたミランMFカカーに関しては、あくまで攻撃的なポジションが向いていると述べている。
「今のところは、彼がディフェンスラインの前でプレーすることは考えられない。そういうタイプではないし、より前の位置で決定的な仕事ができるからだ。ピルロとは異なり、カカーは(最初に)ミランに来て10年が過ぎた今でも前へ突破していくプレーができる」