バルセロナのサンドロ・ロセイ会長は、純粋にプレーの面だけで判断するのであれば、FIFAバロンドールを受賞するのはFWリオネル・メッシ以外にあり得ないと主張している。

バイエルン・ミュンヘンMFフランク・リベリ、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドおよびメッシの３人が有力候補と見られていた２０１３年FIFAバロンドールだが、各種の状況はメッシにとって厳しいものとなりつつあるようにも見える。メッシ自身の負傷離脱に加えて、今月行われたブラジル・ワールドカップ欧州予選プレーオフでの活躍がC・ロナウドへの後押しとなるかもしれない。一方で、フリスト・ストイチコフ氏はUEFAのミシェル・プラティニ会長の政治力の影響もあってリベリが受賞することになると主張している。

いずれにしてもロセイ会長は、プレーの面ではメッシこそが受賞にふさわしいと考えているようだ。２０日にメッシがヨーロッパ・ゴールデンシューを受賞した式典での会長のコメントをスペインメディアが伝えている。

「人々がピッチ上で見たものだけを通して投票し、政治的圧力やメディアの圧力がなかったとすれば、メッシが受賞するべきだろう。私なら１位レオ、２位レオ、３位レオに投票する。４位、５位、６位はシャビ、（アンドレス・）イニエスタ、（セルジ・）ブスケッツだ」

２０１３年FIFAバロンドールは１２月９日に最終候補３名が発表され、来年１月１３日に行われる授賞式で最終的な受賞者が明らかになる。