現地で疑問視されたオランダ戦の不出場
10月のセルビア・ベラルーシ2連戦を最悪な形で終わり、再起を期した16日のオランダ戦を2-2のドローに持ち込んだ日本代表。第2のホーム・ベルギーでの代表戦を心待ちにしていた守護神・川島永嗣(現地のリエージュ所属)は、この試合でサブに回ったことに複雑な思いを抱きつつも、西川周作らチームメートの勇敢な戦いぶりを冷静にベンチで見守った。
「新しい選手たちが出たのは素晴らしいこと。代表チームが強くなっていくうえで、日本でやる試合とアウェーの試合というのは全然違いますし、1つひとつの経験を選手が持っていなければ意味がない。
日本ではそういう機会がなかなかないので、違う選手が試合に出て結果を残したっていうのは、チームにとってすごくいいことだと思います。ただ、それを続けていかないと意味がない。
その前の2試合が悪かったから、自分たちとしては少しでもチーム状態をよくするために取り組んでいる。それを続けていることが大事だと思います」と彼は改めて強調する。
とはいえ、ベルギーにいる川島が今回の2連戦で注目されないはずがない。地元メディアからは「なぜオランダ戦に川島が出なかったのか?」「日本代表の第一GKの座は安泰ではないのか?」といった疑問が飛び出すほど、彼への注目度は高まる一方だ。
【次ページ】強力攻撃陣にどう立ち向かうのか