「オランダの中盤はボールを叩くだけだった」
ピッチ条件が悪かったヘンクのクリスタル・アレーナだったが、ルート・フリット氏はその上で日本が見せた動きの多いパスサッカーをこう褒めた。
「日本は悪いピッチの上でも簡単にコンビネーションで崩していたし、パスを受けたらターンをしていた。しかし、オランダの中盤はボールを叩くだけだった」(11月17日、オランダの人気サッカートーク番組『ストゥディオ・フットバル』にて)
名指導者として知られたコー・アドリアーンセ氏に至ってはこう発言した。
「オランダにはロッベン、ストロートマンという優れた選手がいるけれど、ピッチの上に立った一人ひとりの選手を比べた場合、日本の方が良かった。日本の選手はスピードやテクニックといった点で優れていた」
予選を順調に勝ち上がり、欧州勢としてW杯出場一番乗りを果たしたオランダだが、日本戦で脆さを露呈した。アルヘメーン・ダッハブラット紙が大見出しでつけた「WAT NU, LOUIS?」――さあ、どうする、ルイ・ファン・ハール監督?――の見出しが重い。
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