笑いながら冗談めかして取材に応じる【写真:goal.com】
インテルのエリック・トヒル新会長が16日、アッピアーノ・ジェンティーレで行われたキアッソとの親善試合を観戦した。同会長はバルセロナFWリオネル・メッシ獲得を求める声に、笑いながら「フロントと話してみよう」とコメントしている。イタリア各メディアが伝えた。
1995年からインテルを率いたマッシモ・モラッティ前会長からクラブを引き継いだトヒル氏。15日の株主総会で会長就任が決まったトヒル氏は、キアッソ戦を観戦。試合前には会場を訪れたサポーターから、「ジャンプしないヤツはミラニスタだ」とチャントを受けて飛び跳ねる場面も。サポーターは歓迎の横断幕を掲げてトヒル会長を迎えた。
残念ながらチームは終了間際の失点で0-1と敗れたが、トヒル会長は「楽しんだよ」とコメント。報道陣の取材で、試合で気に入った選手を問われると、DFフアンとMFエステバン・カンビアッソの名前を挙げている。
さらに、サポーターとの感触を聞かれると、トヒル会長は「最高だ。素晴らしい」とコメント。記者から「彼らからメッシ獲得を求められましたか?」と問われると、「メ、メッシ? オー! フロントと話してみよう」と笑って返している。
トヒル氏はその後、ミラノのジュリアーノ・ピザピーア市長と会合。マッシモ・モラッティ前会長も出席している。モラッティ氏は会談後、ピザピーア市長との話し合いの中に、新スタジアム建設に関するテーマはなかったと話している。