11月10日、BS朝日で放送された「SPORTS X」(スポーツクロス)には横浜F・マリノスのファンタジスタ・中村俊輔が登場。プロサッカー選手としてのキャリアを振り返りながら、当時の知られざる胸の内を明かした。
2002年日韓W杯では登録メンバーから落選。
記者会見では冷静に話していたことを当時の新聞で「誇り高き会見」と書かれていたが、中村本人としては、みんなの目をワールドカップに向けてもらう為にできるだけ早く幕を下ろしたかっただけと振り返る。さらにその直前に、メンバー入りしたチームメートの松田直樹が「仲間が入れなかったことが残念」と気遣うコメントをしたことに感動していたとも言う。
その後、イタリア、スコットランド、スペインなど欧州リーグでプレー。中でもスコットランドリーグのセルティックでの活躍の影には、言葉がわからずとも積極的にチームメイトと食事に出かけるなど、ピッチ外でのコミュニケーションにも工夫をしていたことなどの経験を明かしていた。
セルティック時代には、チャンピオンズリーグで対戦したマンチェスター・ユナイテッド相手にFKで得点を決めている。いまだにロンドンの空港にいくと、「お前、あのときゴール決めた選手だろ?」と声をかけられるほどだという。
【後編へ続く】