中南米編 欧州とは異なる「主流」
世界のサッカーの中心地であるヨーロッパでは、シーズンは通年の勝ち点によって争われることが基本だ。だが、もう一つ「本場」中南米のサッカー界では、2ステージこそが「主流」となっている。
広大な国土ゆえリーグの構造自体が複雑ではあるが、通年制なのはブラジルくらいのものだ。
そのライバルであるアルゼンチンは、通年制の時期もあったが、南米の音頭を取るように20年以上も2ステージ制を続けてきた。
中南米では「アペルトゥラ」(前期。アルゼンチンでは昨季からトルネオ・イニシアルと改称)と「クラウスラ」(後期。同じくトルネオ・フィナルに改称)と2つに分けたステージを戦っている。
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