ファン・ペルシーが欠場だが代役は?
ファン・ペルシー主将がつま先とそけい部を痛めて、今回の親善試合2試合を休むことになったが、これもファン・ハール監督にとっては「ファン・ペルシー不在は本番でも起こりえること。これに選手がどう反応するか、今回の試合で確かめたい」とエースの休養すらテストケースの一環として考えている。
ふだん、ファン・ペルシーが務めるセンターフォワードのポジションにはシーム・デ・ヨングが入る。アヤックスでは10番を着けているが、そのプレイスタイルは創造的とは言いがたく、どちらかというとシャドーストライカータイプ。
スペースを見つけて走り込む嗅覚は素晴らしく、簡単にボールを叩きながらゴール前へ飛び込んでいく。ときおり鋭いミドルシュートを決めることもある。チームプレイヤーとしての資質を持つだけに、ファン・ペルシーやフンテラール(負傷中)とは違ったアクセントを前線で作りそうだ。
11月の練習試合というのは、次のインターナショナルマッチウイークまで4ヶ月も空くため、強化の継続性という観点から見るとあまり重要視されない。選手のモチベーションを上げるのが難しい中、ファン・ハール監督は疑似本番を作ってチームに刺激を与えようとしている。
【了】
関連リンク
W杯予選圧勝のオランダ代表の評価が低い理由
オランダ戦、ベルギー戦で期待したい日本代表選手は?(投票受付中)
ザッケローニは日本代表を正しく導けているか?