元イングランド代表主将デビッド・ベッカム(38)の長男ブルックリン(14)が、父の古巣マンチェスター・ユナイテッドで入団テストを受けていると英メディアが1日、一斉に報じた。メトロ紙は来年1月にも正式に入団する予定と報じ、マンUが報道を否定する格好となったが、今後の動向が注目されている。
ブルックリンはベッカムが米MLSのLAギャラクシーに在籍していた際、同クラブのアカデミーでプレー。今年に入って生活拠点がロンドンに移ったことで、1月にチェルシー、最近はQPRのアカデミーで入団テストを受けていた。
そして今回、ベッカムがブルックリンをキャリントン練習場に送迎する姿がメディアの注目を浴びた形となり、大手ブックメーカーも「ブルックリンが将来イングランド代表選手に」という賭けを12倍で設定。クラブ内でも現役イングランド代表MFトム・クレバリーがツイッター上で「レジェンドだ!」と敬愛するベッカムと共に撮った写真を載せるなど熱を帯びた。
マンUのアカデミーにはベッカムと共に黄金期を築いたポール・スコールズやニッキー・バットがコーチとして在籍しているため、大衆紙ならではの「コネを使った特別入団」といった憶測が入団報道に繋がったのかもしれない。
ブルックリンはマンUが伝説の「トレブル=3冠」を達成した年に誕生。ベッカムが1989年にマンUに入団した際も14歳だっただけに、運命的なものに周囲の期待は膨らんでいる。
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