それぞれ決定機を決め切れず【写真:goal.com】
10日に行われたブンデスリーガ第12節マインツ対フランクフルトは、ホームのマインツが1-0で勝利を収めた。先発出場したマインツFW岡崎慎司は81分まで、フランクフルトでリーグ戦4試合ぶりに先発したMF乾貴士は75分までプレーしている。
この試合で、スコアが動いたのは終了間際。マインツFWエリック・マキシム・シュポ=モティンによるヘディングゴールが決勝点となったが、それまで最もゴールに近づいたのは岡崎と乾だった。22分、相手GKと1対1になった岡崎、そして30分に相手GKをかわしながらマインツDFとの接触で倒れてしまった乾だった。
乾はドイツ『ビルト』に、その場面について「マインツの選手は僕の足に接触しています。走り続けてからバランスを崩しました」とコメントしている。さらに「もっと早くシュートしなければいけなかった。そうしていたら負けなかったかもしれない」と悔しさをあらわにしている。
『ビルト』は岡崎に3と及第点をつけた。これは、チーム平均点の3.08に近い採点となっている。一方で『キッカー』は岡崎のプレーに4とチーム平均点3.4以下でチーム最低タイの採点をつけている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』では3.5と最低タイだった岡崎。以下のような寸評が掲載されている。
「(体格上)マルコ・ルスやアンデルソンに立ち向かう日本人選手は苦しむのも当然かもしれないが、22分には先制点を決めなければいけなかった。簡単に近距離にいたGKトラップに当ててしまっている。それでも最後まで努力を注ぐ姿勢には文句なし」
またフランクフルトのチーム平均点が3.92だった『ビルト』は、乾のパフォーマンスに対して4をつけている。チーム平均点が3.6の『キッカー』の採点でも、同じく4だった。
採点はしない『フランクフルター・ルンドシャウ』は乾に対して次のような寸評を記した。
「マッカビ・テルアビブでのパフォーマンスに比べて明らかに良かった。しかし、それは難しいことではない。ボールロストはあまりなかったうえで、良いパスも出している。だが、最大のリードするチャンスを逃した」
このダービーで5勝目を飾ったマインツは9位に浮上。次節はブレーメンでのアウェー戦を戦う。対してフランクフルトは7試合勝ちなしで15位。代表ウィーク明けにはシャルケをホームに迎える。