バルバラ体制へ移行か【写真:goal.com】
去就が注目されているミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが9日、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長と会談した。同CEOは、ミラン以外でサッカーの仕事をするつもりはないと話している。
ベルルスコーニ名誉会長の娘で、クラブ幹部のバルバラ女史が、クラブ方針転換を求めたことで、ガッリアーニCEOの進退が騒がれているミラン。そのガッリアーニCEOは会談後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。
「私は生涯、ベルルスコーニ会長とつながっている。シルヴィオ・ベルルスコーニは世界ナンバーワンだ。今回もそれを示した。我々は1979年からの知り合いで、私の会長は彼だよ。パリ・サンジェルマン移籍? 冗談じゃない。どんな噂も空想でしかないよ」
「私がまだサッカー界で仕事をするなら、ほかのどこでもなく、ミランでしかやらない。繰り返す。ベルルスコーニが私の生涯の会長だ。ほかのどこにも行かない。サッカー界では、ミランだけだ」
一方、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は10日の紙面で、ミランがこれから4月までにバルバラ体制へと徐々に移行していくと報じた。元ミランのパオロ・マルディーニ氏を入閣させるべく、交渉中と伝えられている。
また、ユヴェントスのファビオ・パラティチSD(スポーツディレクター)やローマのクラウディオ・フェヌッチCEO、イタリアオリンピック委員会のミケーレ・ウーヴァGM(ゼネラルマネジャー)への関心もあわせて伝えられた。