約7カ月ぶりの復帰に「全員に感謝したい」【写真:goal.com】
インテルMFハビエル・サネッティは9日、セリエA第12節リヴォルノ戦で途中出場し、今年4月以来となる復帰を果たした。試合後、同選手は再びファンの前でプレーできたことに喜びをあらわにしている。
4月のパレルモ戦でアキレス腱断裂という重傷を負い、長期離脱を余儀なくされたサネッティ。だが、今年40歳になった大ベテランは、すぐにリハビリへの意欲を見せ、ついにサン・シーロのピッチへと戻ってきた。
得意のドリブル突破から、DF長友佑都のチーム2点目の起点にもなった頼れるキャプテンは、試合後にイタリア『スカイ』で次のように話している。
「大変な感動だ。40歳でこのようなケガから復帰するのは、簡単なことではなかった。少なくとも1試合はファンの前で戦いたいと約束していたけど、それを実現できたね。今はサポーター、会長、トレーナーたち、ドクター、そしてチームメートと、全員に感謝したい。大きな勝利だ。こうやって復帰できたのは素晴らしいね」
クラブのオーナー権を手放したマッシモ・モラッティ会長は、この日が会長としてのラストゲームになると見られている。
「僕らはとても強い関係なんだ。サッカーを越えたものだよ。彼は拍手を受けるに値する人だ。家族とともにたくさんのことをやってきた。オーナーが代わるのはとても大きなことで、それは分かっている。だけど、僕らはピッチで答えを示さなければならない」
4位のインテルはローマ、ナポリ、ユヴェントスを追っている。サネッティはコンディションを上げつつ、上位陣に迫りたいと考えているようだ。
「僕らは何か大きなことを争わなければならない。最後にどうなるかを見てみよう。このスピリットがあれば、僕らはかなりいけると思う。僕は、まずベストコンディションを取り戻さないとね。ベンチからの出場でも役に立つことはできる。もちろん問題ないよ」
また、サネッティは『メディアセット・プレミアム』で、元インテルのジョゼ・モウリーニョ現チェルシー監督から連絡があったことを明かしている。
「ロンドンから(メールが)届いたんだ。エールを送ってくれた。すべてが元どおりになると確信していたよ、ってね。モウのような人が近くにいるのは、すごくうれしいことだ」