ホームでリヴォルノに2-0【写真:goal.com】
9日に行われたセリエA第12節、インテル対リヴォルノの一戦は、2-0でホームのインテルが勝利を収めた。DF長友佑都は左サイドハーフでフル出場し、アディショナルタイムに今季3点目となる追加点を挙げている。また、約7カ月ぶりにキャプテンのサネッティが復帰を遂げた。
連勝を目指すインテルは前半、守備を固めるリヴォルノに手こずった。だが、なかなかチャンスがない中で迎えた30分、ラッキーな形で先制点を手にする。右サイドからジョナタンがクロスを入れると、これがニアで防ごうとしたGKバルディのセーブミスを誘い、オウンゴールで均衡を破った。
インテルは43分、長友が左サイドの深い位置で仕掛け、倒れながらもクロスを上げるが、これは味方に合わない。前半アディショナルタイムには、アルバレスがミドルシュートで狙ったが、バルディのセーブに遭い、1点リードで前半終了を迎える。
後半も決定機が少ない展開となる中、65分には長友がチャンスを演出。左サイドのからのクロスがニアのパラシオに合う。だが、このシュートはバルディのファインセーブに阻まれた。73分にも、縦のパス交換からカンビアッソがシュートするが、これもバルディの壁を破れない。
82分には、タイデルに代え、アキレス腱断裂の重傷から復帰したサネッティがついにピッチに登場。モラッティ会長をはじめ、スタンドの観客は、約7カ月ぶりの復帰を遂げたキャプテンに大きな拍手を送った。2分後には、そのサネッティの攻め上がりから、長友がペナルティーエリア内へ。サネッティに戻したボールはわずかに長く、惜しくもチャンスとはならなかった。
だがアディショナルタイム、再びサネッティのドリブル突破から、コバチッチを経由してボールは長友へ。長友の右足シュートがネットに収まり、インテルが勝負を決める。長友はキャプテンと久しぶりにお辞儀パフォーマンスでゴールを祝うことができた。
モラッティ会長の退任前最後の一戦とも言われた試合は、このまま2-0でタイムアップ。2連勝のインテルは勝ち点を25とし、4位をキープしている。
なお、同日に行われたもう1試合では、カターニアがホームでウディネーゼに1-0と勝利した。