コンディション低下のイスコは擁護【写真:goal.com】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、ディエゴ・ロペスとイケル・カシージャスによるGKのポジション争いについて、難しい決断ではあるがチームのためになる選択をしたと主張している。
昨季途中にカシージャスが負傷した際にチームに加入し、そのままレギュラーを奪い取る形となったD・ロペス。監督交代によりGKの起用法がどう変化するか注目されたが、アンチェロッティ監督もD・ロペスをリーガでのレギュラーに起用してきた。
スペイン『オンダ・セロ』で、マドリー指揮官はGKの選択について次のように語った。
「同じレベルのGKが2人いるときには、非常に難しい決断だ。チーム内では、ディエゴ・ロペスがリーガでプレーし、カシージャスがカップ戦でプレーすると私が決めた時点で終わった話だ」
「彼らが私の決断を快く思っているかどうかは分からないが、2人とも非常に良いプレーをしている。彼らにとって最善の決断ではなくとも、チームにとっては悪い決断ではない」
アンチェロッティ監督は、かつてパルマで若いジャンルイジ・ブッフォンをレギュラーに起用し始めたときのことも振り返った。
「私のキャリアの中には難しい決断も多かった。イタリアでの(監督としての)最初の頃、パルマでも同じことがあった」
「イタリア代表でもプレーしていたGK(ルカ・ブッチ)がチームにいたが、5試合を終えたところで、非常に若いGKを起用することを考えた。ブッフォンという名前の選手だ」
シーズン開始当初に目覚ましい活躍を見せながらも、ここのところ先発を外れる機会が増えてきたMFイスコについては、一時的にコンディションが低下していたと述べた。
「イスコは良い状態だ。素晴らしい形でシーズンをスタートさせたが、バカンスがなかったため少し調子を落としていた。今は回復し、プレーできるようになった。セビージャ戦では非常に良いプレーができた」