ホームで3-1 アヤックスはセルティック撃破【写真:goal.com】
6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループH第4節、バルセロナ対ミランの一戦は、ホームのバルセロナが3-1で勝利を収めている。
試合はバルセロナがボールを保持して、ミランがゴール前を固めて守る展開で進んで行く。
バルセロナはメッシ、イニエスタ、シャビらがパス交換を繰り返して相手守備陣の中央をこじ開けようとするが、ミランもときに11人全員が自陣に戻るディフェンスで簡単にはゴールを割らせない。ネイマールの果敢なドリブル突破も、ミランのプレス網に絡め取られた。
両者決定機をつくり出せないまま進んだが、30分に突如スコアが動く。バルセロナのエースが均衡を破った。イニエスタのパスに走り込んだネイマールが、ペナルティーエリア内でアバーテに倒されてPKを獲得。これをメッシが左足で豪快に蹴り込み、リーグ戦4試合連続無得点を払しょくするゴールを奪った。
バルセロナは34分、再びメッシに好機。ネイマールとのパス交換で抜け出し、サパタとメクセスをかわしてシュートを放った。不調がささやかれる背番号10は、本拠地カンプ・ノウで躍動し、完全に息を吹き返した。
勢いに乗るバルセロナは、前半のうちにリードを広げる。2点目はセットプレーから生まれた。40分にシャビのFKからフリーとなったブスケッツが難なく合わせ、ネットを揺らした。
2点ビハインドとなったミランだが、カカーのワンプレーから可能性を残す。前半アディショナルタイム、左サイドを突破したカカーが速いグラウンダーのクロス。これをニアサイドにいたピケがクリアーし損ね、オウンゴールで1点を返した。
ミランは後半開始からロビーニョに代えてバロテッリを投入。そのバロテッリは49分、バルセロナに挨拶代わりとなるシュートを見舞う。
ミランはバロテッリ投入後、個人技で打開してチャンスをつくっていく。62分には、ムンタリが抜け出してGKバルデスと1対1になりかけたが、ここはマスチェラーノに体を張って防がれる。64分、バロテッリが右サイドで2人をかわして突破、クロスにカカーがニアで合わせるも枠を外れた。
バルセロナは78分、イニエスタを下げてセスクをピッチに送り込む。セスク投入から5分後、ミランを突き放すゴールを奪った。メッシとセスクのワンツーでミランDF2人を置き去りにすると、メッシがGKアッビアーティとの1対1を制して3点目を奪った。バルセロナはそのまま試合を締め、ホームで快勝を飾っている。
グループHのもう1試合、アヤックス対セルティックは1-0でホームのアヤックスが勝利している。51分にシェネのゴールで先制したアヤックスは、ボール支配率でもセルティックを圧倒して白星を挙げている。
この結果、グループHはバルセロナが勝ち点10で首位に立っている。ミランが同5で2位につけ、アヤックスが同4で3位に位置している。セルティックは同3で最下位となっている。