今週末はアーセナル戦での出場できる可能性が
ここまで「モイーズが好むプレー」を中心に紹介したが、少ないタッチのショートパスも試合中各所に散りばめ「自身が好むプレー」でチームに良いリズムをもたらすシーンも多かった。ただ、今回強調して称賛したポイントは、要所要所で自身の良さを失わず、プレーを「英国化」できていたところだ。
63分の選手交代の後、左ウンイグからトップ下にポジションを移した香川は、水を得た魚のように気持ち良さそうにプレーしていた。ただ左ウイングにしても、トップ下にしてもモイーズ監督に良いアピールできたのは間違いない。
今週末はホームで首位アーセナルを迎えるユナイテッド。ミッドウィークでほぼフル出場した香川はローテーションの関係上、先発に選ばれる可能性は低いかもしれない。それでも、このソシエダ戦でのパフォーマンスを見る限り、週末のメンバーシートでスタメンの部分に名を連ねていてもなんら不思議ではない。
もしかしたら…そう期待したくなるような、素晴らしいパフォーマンスをソシエダ戦で見る事ができ、週末に向け私の心は久しぶりに踊っている。ようやく良い時期の香川が戻ってきた。
【了】