日本の選手、指導者もアジアが選択肢の時代
――やはり、タイが一つのカギになりますか?
「タイとの関係がとても大事なのは間違いないですね。タイ・プレミアリーグは、まだまだ制度として整えれば改善できるところがたくさんあると思う。Jリーグが20年間の経験を惜しみなく提供して、レベルの高いリーグになってもらうことが、最終的には日本のサッカーのためにもなると思っています。
タイでは今、40人くらいの日本人選手がプレーしていますけども、日本の若い選手もタイをはじめ、東南アジアでプレーすることが一つの選択肢である時代がもう来ています」
――加藤好男氏がタイ代表のコーチに招聘され、神戸清雄氏がタイリーグのナコンラーチャシーマーFCで監督を務めるなど、アジアで活躍する指導者も出始めています。
「加藤さん、神戸さんのような動きがこれから活発になって、日本人指導者の優秀さがますます認められると思います。オランダは人口1600万人の小さな国ですが、優秀な指導者たちが世界中で活躍している。その知見を持って帰って、またオランダ国内で化学変化が起こるんですね。
アジアへ出る選手がたくさんいる中で、こういう経験を積んだ選手が、選手としては代表クラスまでは大成しなくても、指導者として大きく花開くケースは僕は絶対出てくると思う。そこでアジアでプレーする選手のために、日本協会と協力して、初めてシンガポールでC級ライセンスを取れる講習をやることになりました」
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