「クールジャパン」との連携は?
――もう一つの巨大市場、インドネシアからも「インドネシアのメッシ」ことアンディック選手がヴァンフォーレ甲府の練習に参加しました。現地でも大きく取り上げられたようですね。
「一週間だけの練習参加でしたが、連日インドネシアの新聞やテレビで報道され、ものすごく山梨のPRになったようです。富士山があって、果物がおいしくて、ワインが日本で一番おいしい、と。
代々木公園で行われた『ベトナム・フェスティバル』にレ・コン・ビン選手が参加したときのフィーバーぶりもすごいものでした。例えば、こういうイベントに合わせてJリーグのある一節を『ベトナムウィーク』や『タイウィーク』などとして盛り上げることも考えています。
中田英寿選手が移籍するまで、誰もペルージャという町を知らなかったですよね。レ・コン・ビン選手が本当に活躍すれば、ベトナムからのインバウンドも期待できる。山梨もそれが狙いですし、ホームタウンがそういう後押しをしてくれるようになるでしょう」
――政府の「クールジャパン」や「ビジットジャパン」などの戦略とも連携していくということでしたが、徐々にその形が見え始めていると言えるでしょうか?
「そうですね。段々こういう形が出てきて、Jリーグがやりたかったことってこういうことなのね、というのが見えてきたと思う。であれば、これを国も後押しすべきだろう、と。
この前、国会でも『Jリーグがこういう取り組みをやっているが、こういうことこそ国が支援すべきじゃないか』という質問が出て、文科大臣や経産大臣からも『それは支援すべきだ』という回答を得ている。
こういう発言があると、また動きやすくなりますよね。東南アジアの選手がJリーグで活躍する、それを応援する企業が出てくる。段々条件は整いつつあると思います」
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