10月27日に開催されたJリーグ第30節大分トリニータ対横浜F・マリノス戦は、首位の横浜FMが勝利。前半45分、中村俊輔が決めた直接フリーキックの1点を守り切り、1-0で勝ち切った。
中村にとってJ1での直接FKによるゴールは、これで通算17点目。これまでは2位の遠藤保仁(ガンバ大阪)と16点で並んでいたが、それを抜いてJ1通算直接FKゴール数の新記録でもあった。なお3位には三浦淳宏とマルシオ・リシャルデス(浦和)が15点でランクインしている。
決勝点となったFKは、中村自身で獲得したものだった。ペナルティエリア右付近で粘りのボールキープを行い、相手守備陣がたまらずファウル。直接狙う位置としては厳しい角度に思えたが、自慢の左足で狙ったキックは、壁を越えて変化し相手GKのニアサイドを破って突き刺さった。このゴールで今季の中村のゴール数も通算10得点に達した。これは中村自身初となる二桁得点でもある。
大分に完封した横浜FM守備陣も、これで5試合連続無失点。こちらもクラブの新記録となっている。新記録ずくめでの首位キープとなった。
【了】