totoの当選額が増額され、対象も拡大される。
政府は11日、現在Jリーグの試合結果を対象にしたスポーツ振興くじについて、改正スポーツ振興センター法を18日に施行することを閣議決定した。
これによるtotoの変更点は以下の通り。
【100円購入した場合】
一等当選金を1億円から2億5千万円に増やし、キャリーオーバー時には5億円まで認める。
【300円で売り出されているBIG(ビッグ)】
1等当選金は現在の最高3億円、キャリーオーバー時6億円から、最高7億5千万円、キャリーオーバー時15億円まで認められるようになる。
また、totoは現在対象がJリーグのみだが、今後は欧州主要リーグであるイングランド・プレミアリーグやドイツ・ブンデスリーガも対象となる予定。
totoの売り上げは現在、毎年800億円を超えるほどで国内最大級。その売り上げは広くスポーツ振興のために充当されており、主に、
1. 誰もが身近にスポーツに親しめる環境の整備
2. トップレベルの選手の国際的競技力向上のための環境の整備
3. 国際的スポーツ活動への支援
4. スポーツ指導者の養成、資質の向上
などを目的に分配されている。
今回の改正による売り上げ増は、主に、2020年の東京五輪に向けて改築される新国立競技場(総工費1300億円)などに充てられる予定だという。
【了】