10月13日、フジテレビ(関東エリア)で放送された「COOL JAPAN FOOTBALL」。
今回は日本人選手の海外移籍を徹底検証。「海外移籍は個のレベルアップに必要なのか?」、「海外移籍は日本サッカーの進化に必要なのか?」、「Jリーグではダメなのか?」などなど、海外移籍の是非を現役選手に直撃。総力取材と銘打っているだけあり、豪華な顔ぶれが登場した。
まずは海外移籍を経験したJリーガー3人に、「海外移籍は失敗だったか?」という同じ質問をぶつける。答えるのは、アーセナルやフルハムなど海外7クラブを経験した稲本潤一(川崎フロンターレ)、マジョルカ、ヴォルフスブルクでプレーした大久保嘉人(川崎フロンターレ)、バイエルンミュンヘン、ホッフェンハイムでプレーした宇佐美貴史(ガンバ大阪)の3人。
「アーセナルでの経験というのはあまりにもレベルが違い過ぎたというのもある。移籍してチームの一員になったというよりもサッカー留学にきているような感覚だった」(稲本)
「試合に出ないとモチベーションもそうだし、自分が持ってるものを出せなくなる。試合に出ないと世間の人にも忘れられてしまう」(大久保)
「失敗か失敗じゃないかはこれからの俺の頑張り次第。いろいろ言ってくる人もいると思いますけど、俺は受け流している。他人に言われることでもないので、それをこれからのサッカー人生で証明していけばいい」(宇佐美)。
三者三様だが、共通しているのは試合に出ることの重要性だ。
「ベンチを温める日々で感じたこと」として宇佐美は「ビッククラブのメンバーで試合に出ないよりは、国内で常に試合に出ている方が選手としての価値が上だと個々が感じる充実感も上」と述べており、大久保も「中途半端でチームでやるより日本のチームで出た方が自分の為になる。練習と試合では全然違う」と話している。