10月12日、韓国・ソウルで行われたサッカー国際親善試合のブラジル代表戦で、あわや乱闘となりかねない一幕があった。
その怒りの中心にいたのは、いまや世界最高峰のプレイヤーと言われているブラジル代表のネイマールだったというから驚きだ。
問題のシーンを見てみると、それはネイマールが左サイドでボールをキープしているときに起こっている。
タッチライン際で保持していると、対峙した韓国選手がネイマールに激しいフィジカルコンタクトを敢行。この攻防でボールはタッチラインを割ってスローインになったのだが、次の瞬間、すでにタッチラインの外にいたネイマールに対して、もう一人の韓国選手が猛烈な勢いでチャージをしてきたのである。
これを浴びたネイマールは弾き飛ばされるような格好で、大きく転倒。アフターチャージとも取れるこのラフプレーに、さすがのネイマールも激高。
立ち上がるとその相手選手に詰め寄り、味方が止めに入ったものの、あわや両チームが入り乱れて乱闘寸前となり、サッカーの親善試合では非常に珍しい光景が繰り広げられた。
ネイマールにとっては、このプレーだけではなく、複数の韓国代表選手から徹底的にマークを受け続けていたため、たまっていたイライラが爆発した行動だったようだ。
なお試合では前半44分にフリーキックを自ら決めて先制。怒りのパワーをプレーに変えて勝利に貢献している。
【了】
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