「インテルでも3-4-3をやっている」
そういう中、ザック監督は4-2-3-1と3-4-3を併用して勝利を目指す可能性が高い。ディフェンスリーダーの1人として周囲との連携しつつ、柔軟に布陣を変えながら相手を完封することが、今回の長友の使命になるだろう。
「守備はディフェンスの選手だけでするものじゃなくて、チーム全体として連動してやるもの。特に強豪相手だとそうしなければ難しい。ヨーロッパのアウェーっていうのは、僕自身もいろいろ経験していますけど、すごい苦しい試合になることが多いんで、そこも注意しないといけないですね。
3-4-3を使う時間帯があるかもしれませんけど、試合途中で形を変えられれば相手も戸惑う。インテルでも3-4-3をやっているし、自分も前で攻撃に絡めるし、好きなシステムですね。
昔は4バックのサイドバックしかダメだったけど、僕もいろんな経験を積んで自信がついたから問題ない。いずれにしても、連動したいい守備からいい攻撃かにつなげられるようにしたいなと思いますね」
今回のセルビア戦で誰よりも勝利を目指しているといっていい長友。彼が輝きを放ち、周囲を力強く牽引すれば、ザックジャパンは確実に活性化されるはず。そういう方向にぜひともゲームを導いてほしい。
【了】
関連リンク
「4年前のような衝撃はない」。長友佑都はなぜアフリカ勢のフィジカルに通用するのか?
真価を問われる欧州遠征。柿谷曜一朗はザックジャパンのエースになれるか?
ザッケローニは日本代表を正しく導けているか?